世田谷区に女性の新区長を。
2019年の統一地方選挙が来月下旬にありますね。
世田谷区でも区長と区議会議員の選挙があります。
私が注目しているのは特に区長選挙の方。
もう現職の保坂区長の3期目は勘弁願いたい。
保坂展人氏は元は社民党の衆議院議員で、2011年に世田谷区長選に当選。
以来、現在まで2期努めているわけですが、ちょっとね~。
どうもこの人は自身の人気取りには長けているものの、首長として肝心なことは棚上げみたいな。
老朽化した区庁舎の建て替えが進まないのも、下北沢の再開発が遅れているのもこの人のせいでしょう。
下北沢再開発の件を例にちょいと保坂氏の迷走ぶりを語ってみましょう。
保坂氏はまず1期目に「再開発とそれに伴う道路建設は見直す」という公約を掲げて当選しました。
しかしすぐに「前熊本区政を95%継承する」と公言したのです。
つまり当選した途端に公約を反故にしたわけ。
ところが2期目の選挙の直前になって「計画の一部見直し」を表明したのです。
それまでの任期中は「下北沢駅周辺の再開発・都計道路の建設続行の意向」を示し続けてきた人がですよ。
要するに一度反故にしたハズの公約をまた蒸し返してきたのです
もう、選挙に勝つためなら何でもあり!って感じ。
この人は「車座集会」というものを度々開いているようです。
住民との対話の場ということなのですが、こういった催しの場ではいろいろと受けの良いこと仰るのだとか。
それで人気が出るようです。
でも、肝心の議会の場では重要な案件を先送りにしていました。
区政の停滞と迷走を招いているという批判を浴び続けた人物です。
あまりにも議会を軽視しているということで、世田谷区議会は平成28年3月に以下のような議決をしています。
なんと、「区政の停滞を招いている保坂展人区長に対し議会の存在を軽視する言動を改めることを求める議決」です。
なんか嘘みたいなお話に聞こえるでしょ?
ですが、ちゃんと「せたがや区議会だより No.254」 に載っているのですよ。
議決の内容の後半部分を引用しますね。
保坂展人区長においては、様々な意見を聞いてからとの言葉を盾にして、区議会の意見・提案には耳を貸さず、本庁舎の整備をはじめとする区政の重要課題に対する決断をことごとく避け続け区政の停滞と迷走を招いている。
さらに、区民を代表する我々議員の質問に対し、真摯な意見交換とは程遠い議論をはぐらかす議会答弁に終止しておきながら、他の催事では世論を誘導するかのような軽率な態度を露呈するなど、議会を軽視する行為、議会の存在意義をも否定しかねない言動が多々見受けられる。
よって、世田谷区議会は区政の停滞と迷走に終止符を打つための第一歩として、保坂展人区長に対し、区民の代表である我々議員によって構成されている議会の存在を軽視する言動を改めることを強く求めるものである。
以上、決議する。
平成28年3月29日
できれば1期だけで終わって欲しかったとつくづく思います。
でも前回、2期目の選挙のときは対立候補がひどくて。
自民・公明・次世代が推薦する有力候補という触れ込みでそれなりに期待を集めていた方だったのですが……。
なんと選挙前の公開討論会をドタキャンしてくれました。
結局討論会は中止に。
現職区長との対決前に逃げた新人候補という印象を有権者に与えてしまいました。
今回の対立候補は三井みほこ氏。
なんと世田谷区議会で初の女性議長だそうです。
なんか頼もしそうですね。
世田谷の区政刷新のために、私はこの三井みほこ氏を支持します。