「上級国民」を吊るし上げるだけでは不十分。自動車メーカーに対応を迫ろう。


先月の池袋暴走事故を皮切りに悲惨な事故の報道が続きましたね。



大津事故「考え事をしていた」 右折車の女を起訴


大津の事故は別として、やはり多いのはブレーキアクセルの踏み間違いによるもの。
長年経験を積んだプロのドライバーでもやらかしてしまうのですからね~。



池袋の加害者がなかなか逮捕されないんで、「上級国民」なんて呼ばれているそうですがね~。
う~ん。どうなんでしょう?
加害者を吊し上げるのは簡単ですが、それだけで終わってはね。あかんでしょ。


今後、この手の事故を減したければ、自動車メーカーに抜本的な対応をさせないと。
なぜ、自動車メーカーの責任を問う声が聞こえてこないのか?
不思議です。


事故を起こした人たちだって普段は普通に運転しているわけですから。
いざというときに踏み間違えるのは、自動車が間違えやすい仕組みになっているせいだと私は思う。


やはり、アクセルとブレーキが同じ右足で踏む動作、というところに無理があるのです。
これは4輪AT自動車特有の欠陥とも言えるのですから。


やはり自動車メーカーに対応を迫らないと。




だってバイクでこの手の事故は起きないでしょ?


日本全体で高齢化が進んでいるのだから、2輪だって高齢ライダーは増えているはず。
でもバイクで「アクセルとブレーキの操作を間違ました」なんて話を聞いたことがありますか?
ないでしょ。


バイクはアクセルと前輪のブレーキを同じ右手で操作します。
(後輪ブレーキは右足。)
でも動作が全然違うので間違えようがないのです。
アクセルはグリップを捻る動作。
ブレーキはレバーを握る動作。
無論同時にはできません。


ところが4輪はアクセルもブレーキも同じ右足で隣あったペタルを踏み込む動作。
そりぁ、間違えるわね。


4輪もアクセルブレーキで操作方法を変えるべきなのです。



あと、高齢化社会ですからドライバーに年寄りが増えるのはあたりまえ。
そのたびに年寄りから免許を取り上げようって話ばかりが起きるのは不毛です。



実は若年層のほうが多いのだとか……。